[１]　2021年度事業実績

１．

会員への支援

• 調査・研究、委員会事業
  事故防止委員会は、新型コロナウイルス感染症防止対策として、三密を避け、一部オンライン形式及び資料配布等で、事故情報の共有化、事故防止策の検討を実施して水平展開を図った。
  （附属資料－１ 2021年度委員会事業等実績表）
  また、以下の事項に取り組んできた。
  • ①ＪＲ６社電力ワーキンググループを継続実施し、実務レベルによる事故情報と事故防止対策の共有化と情報交換を推進する計画であったが、新型コロナウイルス感染症防止対策で開催できない状況であった。
    　また、信号関係についても「安全作業指導書（信号事故事例集）」編纂が終了したあと、同様の活動を発足し、活動を開始する予定であったが、新型コロナウイルス感染症防止対策の影響で信号ワーキングを開催できない状況であった。来期開催に向けて準備中である。
  • ②2018年度から実施している、年代別・支部別有資格者数の把握分析を継続実施し、会員の資格者確保のための方策検討に供している。
  • ③安全資料図書室（当協会ホームページ）に、「事故防止要項」、「列車見張り員講習の手引き」、「線閉責任者講習の手引き」2021年度版及び「国交省保安情報等」を掲載、その他資料も逐次更新し、安全資料図書室の充実を図り、会員の事故防止に資するとともに、講習会資料に活用してきた。
• （２）講習会・資格認定事業
  
  • ①鉄道事業者における資格認定制度の変更や規程類の改訂等を迅速に反映し、常に資料のブラッシュアップを実施し、講習会内容及び資格認定業務に的確に反映している。
  • ②１０条教育、適性検査、安全教育ならびに資格認定業務等、鉄道事業者の要請に対して積極的に対応している。
  • ③オンライン講習、ビデオ講習など、講師の高齢化・新型コロナウイルス感染症防止対策等、環境の変化に応じた講習のあり方について、各支部・支所において、オンライン講習の検討をおこない、東海支部、九州支部においては一部の講習をオンラインで実施した。
    （附属資料－２ 2021年度講習会事業等実績表）
• （３）表彰事業
  
  • ①2021年度施工安全賞及び鉄道電業安全協会功労賞表彰は、新型コロナウイルス感染症防止対策として社員総会後の表彰式は行わず、施工安全賞53名、鉄道電業安全協会功労賞9名について、各支部長より受賞者に表彰状、記念品を伝達した。
    （附属資料－３　　　2021年度施工安全賞・鉄道電業安全協会功労賞受賞者名簿）
• （４）特別会員（鉄道事業者）との連携強化
  • ①２０２２年３月３日に特別会員との意見交換会を開催し、特別会員共通の議題及び今後の協会業務等相互の要望や課題を検討し、対応策等を議論した。
  • ②さらなる関係強化が望まれる公民鉄事業者の特別会員への加入を促進している。

２．

安定し健全な協会経営の確立
会員の円滑な業務運営に資する講習会の充実、各種情報提供の充実を図るため、協会全体の能力向上と各支部の自立経営を確立するため以下の取組を行った。

• （１）本部と各支部の連携強化
  • ①　オンラインツールを活用し、支部長会議、事務局長・支所長会議を開催、また、職員のスケジュール管理・掲示板ツールを利用し、情報の共有化を図った。
  • ②支部長会を5月14日、11月11日に集合形式及びオンライン形式で開催し、本部・支部の意思疎通を図った。
  • ③事務局長・支所長会議を7月13日、9月8日、10月27日、12月7日、2022年2月16日にオンライン形式で開催し、本部・支部・支所の意思疎通を図った。
• （２）運転資金の確保、経営状況の見える化
• ①本部幹部等による業務執行会議に毎月の経営状況が判る「収益・利益・現預金の推移表」を作成・報告し、経営状況の見える化を図っている。
• ②本部、各支部・支所において、事業の運営及び業務を見直し可能な経費節減を行っている。
• ③西日本支部において、西日本旅客鉄道株式会社から電気関係作業責任者等実務能力確認業務の一部を委嘱され業務受任の拡大を図った。
• ④新規会員の獲得及び講習の新規受託等業務拡大に向け、鋭意努めている。
• （３）人材の確保、育成
  • ①各支部長を経由して、後継者の人材確保をお願いしている。
• （４）業務の改善
  • ①東海支部の資格管理システムソフト改修により、実績入力誤り防止を図った。
  • ②西日本支部の講習会マスタの見直しを実施中である

３．

協会職員の働き方や環境の改善

• （１）職員等の働く環境の向上並びに環境負荷低減に向けて通年ノーネクタイを導入した。
• （２）新型コロナウイルスワクチン接種に伴う勤務の取扱いについて特別休暇を導入した。
• （３）インフルエンザ対策の一環として、予防接種助成金を支給し、予防接種の慫慂を図った。
• （４）オンライン会議等の利便性を勘案し、会議室等のリニューアルをおこなった。
• （５）職員の勤務体制について、始終業時刻の変更、在宅勤務を推進し、新型コロナウイルスの感染防止を図っている。
• （６）東日本支部において、リモートアプリを導入し、在宅勤務の推進を図った。
• （７）在宅勤務（テレワーク）のできる制度として、在宅勤務（テレワーク）ガイドラインを制定した。

〔２〕庶務報告

１．

社員総会

• （１）第10回定時社員総会
  　2021年6月１1日（金）東京都台東区上野二丁目１２番２０号NDKロータスビル５階会議室において開催し下記議案を可決した。
  報告事項Ⅰ
  　2020年度事業実績並びに庶務報告
  第１号議案
  　2020年度計算書類等の承認の件について、承認可決された。
  　（貸借対照表、正味財産増減計算書及び財産目録）
  報告事項Ⅱ
  　2021年度事業計画
  第２号議案
  　理事選任の件について、承認可決された。
• （２）2021年度第１回臨時社員総会
  　2021年8月6日（金）東京都台東区上野二丁目１２番２０号NDKロータスビル５階会議室において開催し下記議案を可決した。
  第1号議案
  　理事・監事辞任に伴う補欠選任の件について、承認可決された。

２．

理事会

• （１）第50回（通常）2021年5月14日（金）
  • 　ア．2020年度計算書類等の承認について、原案のとおり承認された。
  • 　イ．第10回定時社員総会の招集及び議案について、原案のとおり承認された。
  • 　ウ．第10回定時社員総会の運営方法について、原案のとおり承認された。
  • 　エ．会員の異動について、原案のとおり承認された。
• （２）第51回（臨時）2021年6月11日（金）
  • ア．理事の役職選任について、原案のとおり承認された。
• （３）第52回（臨時）2021年7月13日（木）≪新型コロナウイルス感染症対策のため書面による決議≫
  • ア．理事・監事辞任に伴う補欠選任の件について、原案のとおり承認された。
  • イ．2021年度第1回臨時社員総会開催の件について、原案のとおり承認された。
  以上、2件の会長提案につき、2021年7月17日、理事の全員から書面による同意の意思表示があり、監事からは異議がないことの確認があったので、当該提案は理事会の決議があったものとみなされた。
• （４）第53回（臨時）2021年8月6日（金）
  • ア．理事の役職選任の件について、原案のとおり承認された。
• （５）第54回（通常）2021年11月11日（木）
  • ア．2021年度事業計画進捗状況について、原案のとおり承認された。
  • イ．2021年度上期比較正味財産増減計算書（通期見込）について、原案のとおり承認された。
  • ウ．2022年度施工安全賞表彰予定者数について、原案のとおり承認された。
• （６）第55回（通常）2022年3月17日（木）
  • ア．2021年度事業計画の実績について、原案のとおり承認された。
  • イ．2022年度事業計画について、原案のとおり承認された。
  • ウ．施工安全賞及び協会功労賞の表彰について、原案のとおり承認された。
  • エ．規程等の制定・改正について、原案とおり承認された。
  • オ．会員の異動について、原案とおり承認された。
  （附属資料－４　会員の増減）

３．

企画委員会
　実施日　2021年5月12日（水）、2021年11月5日（金）、2022年3月5日（金）。
　なお、新型コロナウイルス感染症防止対策のためWeb及び集合形式で開催した。

４．

特別会員意見交換会
2022年3月3日（水）に特別会員意見交換会を開催した。新型コロナウイルス感染症防止対策のためWeb及び集合形式で実施した。

５．

業務執行会議
　2021年4月から2022年3月の間48回開催した。（192回から239回）

６．

叙勲・褒章などの合同祝賀会
　2021年12月9日（木）ステーションコンファレンス東京において、（一社）鉄道電業安全協会、（一社）日本鉄道電気技術協会、（一社）信号工業協会の三協会共催の2021年春・秋の叙勲者、国土交通大臣表彰合同祝賀会は新型コロナウイルス感染症防止対策のため中止した。

７．

賀詞交換会の合同開催
　2022年1月5日（水）弘済会館において、（一社）鉄道電業安全協会、（一社）日本鉄道電気技術協会が共催する賀詞交換会は新型コロナウイルス感染症防止対策のため中止した。

2021年度講習会事業等実績表はPDFでダウンロードすることができます。